【食品添加物を避けるライフスタイル】その1 食品の裏面をチェック
特定保健用食品なら安心か?
特定保健用食品は、からだの生理学的機能などに影響を与える保健効能成分(関与成分)を含み、その摂取により、特定の保健の目的が期待できる旨の表示(保健の用途の表示)をする食品です。
特定保健用食品として販売するには、食品ごとに食品の有効性や安全性について国の審査を受け、許可を得なければなりません。(健康増進法第43条第1項)【「消費者庁:特定保健用食品について」より】
特定保健用食品(トクホ)は、食品の中でも。試験により、効果や機能性を表示できる商品です。例えば、「脂肪の吸収を抑え 糖の吸収を穏やかにする」など。
キッコーマンのトクホ商品で、『特濃調整豆乳』というトクホの豆乳があります。こちらは、大豆固形分8%で、原材料は、大豆(カナダ又はアメリカ)(分別生産流通管理済み)・砂糖・天日塩/乳酸カルシウム・乳化剤・糊料(カラギナン)・香料・ビタミンDとなっています。
対して同じキッコーマンの、こちらはトクホではない『おいしい無調整豆乳』。こちらは大豆固形成分8%以上で、原材料は、大豆(カナダ産)(遺伝子組換えでない)となっています。
あなたなら、豆乳を飲むときにどちらを選びますか?
『特濃調整豆乳』はトクホだしおいしい。砂糖や香料も入っているので、おいしいはずです。
『おいしい無調整豆乳』は味を比べるとそれほどおいしくないし。けれど、余計なものは入っていません。
昔のことですが、特定保健用食品の許可の失効届を提出するという出来事がありました。
体に脂肪がつきにくいとされていた、化学合成によって作られるジアシルグリセロールを使った食用油なのですが、ジアシルグリセロールが高濃度に含まれる製品の発がん性を食品安全委員会によって審査されていた物質でした。
植物油の組成を化学合成で変えた加工油脂は「安全性には問題ない」という見解が出されていましたが、製造過程で意図せずに副産物として生成されてしまうグリシドール脂肪酸エステルには、体内で発がん性物質に変わる懸念が厚生労働省からも報告され、発がん性を中心に安全性が審議されました。
メーカーは、「発がん可能性成分が他の精製植物油より多く含まれている事態を認識配慮して」、消費者からの声もあり、関連製品の販売を中止・自主回収し、消費者に対する相談窓口を設置しました。
2009年、当時の消費者庁のグループ「食品SOS対応プロジェクト」で対応することが発表され、特定保健用食品認定の取り消しも含めた対応を1週間でまとめる考えが示され、消費者庁の対策チームがメーカー幹部より聞き取り調査を実施しましたが、消費者庁の対応策がまとまる予定だった2009年10月8日に、消費者庁に特定保健用食品の許可の失効届が提出され自主回収されました。
メーカー側は、安全性は竿確認されたと発表していますが、再販売はなされていません。
このように、特定保健用食品の認可は取れたけど、のちに何かの問題も発生するという可能性がないこともないです。
歴史が証明する日本では、古来、一部の着色料はあったものの、有毒性には関心がもたれていませんでした。
明治時代になり開国したことで、外国から多数の色素が輸入されるようになり、食品へ外国製着色料を使用することを禁じ、日本の食品添加物規制が始まったとされてます。
古くから食べられていたものの安全性は、一般的には歴史が証明していると言えます。
しかし、現在では、卵、ソバにもアレルギーがみられ、100%誰にでも安全というものはないです。
添加物も評価が変わり、以前は使用が認められていた添加物が、何年か後に発がん性物質があることが分かり使用禁止になることもあります。
最近でも、清涼飲料水や食品などに幅広く使われる人工甘味料「アスパルテーム」に、世界保健機関の専門機関は「摂取が自動的に健康への影響につながることを示すものではない」とされていますが、「発がん性の可能性がある」という見解が示されています。
しかし、現在では完全に添加物なしで生活するには難しいので、「伝統的でないもの」、「不自然なもの」、「未知のもの」に気を付けた食品選びをすれば、添加物を減らすことはできます。
食品添加物の問題点歴史が浅く、経験の裏付けがない着色料には、化学合成でつくられる合成着色料と、植物由来が多い天然着色料があります。
注意が必要なのは、合成着色料。
合成着色料は、化学的に合成された着色料で、太平洋戦争後に使われるようになったものが大半で、使用されてきた歴史は浅く、安全性が疑問視されて使用が禁止されるようになることも多いです。
化学物質の蓄積性
天然に存在しない化学合成添加物の毒性や、まだリスク評価されていない蓄積性や環境ホルモン作用についても疑問視されています。、あた、複合的な汚染も懸念されます。
現状と乖離がある安全性チェック
厚生労働省が食品添加物認可前におこなう各種安全性試験は、食品添加物単品ををマウスに投与するものです。
しかし、我々は、いろいろなものを日々様々な添加物を口にするので、複数の食品添加物どうしの複合作用は、試験されず、試験することは不可能です。
原材料名をチェックしてみよう食品のパッケージに、「化学調味料無添加」、「合成着色料不使用」、「保存料はしようしていません」など、体によさそうな売り文句が書いてある商品を目にします。
しかし、裏面の原材料名を見てみると、化学調味料は使われていなくても他の添加物が何種類も入っていたり、保存料の代わりに保存性を高める添加物が入っていたりします。
買ってもらうための表示のカラクリがある場合もあります。
天然由来のものなら安心と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、歴史が証明していなければ人体に影響があるものもあるかもしれません。
添加物に限らず、商品の裏側の栄養成分、原材料名からは様々な情報が読み取れます。
例えば、ダイエット目指している方が、「脂肪分ゼロ」、「砂糖不使用」パッケージの表面を見て商品を手に取って裏を見ると、脂肪分ゼロでもカロリーはそれ程低くなかったり、砂糖不使用でも原材料名にブドウ糖加糖溶糖という遺伝子組み換えのトウモロコシを原料に使っている可能性が高いシロップや、添加物の合成甘味料を使っていたりするものもあります。
日本食品化学研究振興財団の添加物リストにブドウ糖加糖溶糖は含まれておらず、食品添加物には指定されていません。また天然由来の植物が原材料なため、人工甘味料にも当てはまりません。しかし、糖分であることに変わりはなく、糖分の摂りすぎは、体の老化を進めたり生活習慣病リスクを高めたりすることにつながります。
砂糖でないから安心ということはありませんね。
台所に無いものをチェック現在、日本で認められている食品添加物は、香料を除くと約900品目です。
この多くの物をひとつずつ理解するよりは、台所に無いもの、聞き覚えがないものは添加物と考えてみてはどうでしょうか。例えば、「塩」、「しょう油」、「味噌」は台所にありますが、ソルビン酸やカラメル色素は台所には無いです。
原材料は、使われている割合が多いものから記載されるのですが、しょう油を例にとると、あるものには、脱脂加工大豆(国内製造)、小麦、食塩、アミノ酸液、糖類(砂糖、ぶどう糖)、甘味料(甘草)、カラメル色素、保存料(パラオキシ安息香酸)とあります。
また、別のものには、大豆(新潟県産)、小麦(新潟県産)、食塩(国内製造)とあります。
さて、あなたはどちらを選びますか?ということになります。
現実的には、そうは言ってもということがあるかと思います。その場合、台所になかったり、聞き覚えがないものを極力遠ざけるようにすれば、おのずと添加物を減らしていくということになります。
パラオ産100%ピュア ノニジュース
パラオ産、『100%PURE NONI』は無添加。完熟ノニの実を搾った、栄養満点のジュースです。
ノニは、産地によって味や成分も様々です。
身近なものを考えてみると、例えば、毎日のようにお口にするお米。お米にも、新潟産があったり、北海道産があったり、秋田さんがあったり、有名なものは冬に寒い地域のものが多いです。
例えば、みかん。和歌山産があったり、愛媛産があったり、静岡産があったり、こちらは温暖な地域のものが多いです。
ノニに関しても、沖縄産、タヒチ産、インドネシア産などさまざまありますが、パラオの気候はノニの生育に最適。お米は品種改良されて生産地を広げていますが、ノニは、自然からの恵みそのままです。
ノニジュースは伝統的なもの(歴史が証明)
ノニは、インドネシアが原産といわれています。インドネシアでは、「医者いらずの木」「薬の木」として伝統的ハーブ処方薬として使われていました。
ノニは海水に浮きやすく、海流に乗り南太平洋の各地に、また、民族の移動の際、ノニは民間伝承の医薬品として使われていたので、薬として今まで使っていたノニを新しい土地で暮らしていくのに欠かせないものとして持って行ったことが考えられます。
しかし、ノニには独特の匂いがあるため、日常食として使う人は少なかったです。
このように、西洋社会に知られるようになるまで、古くから赤道周辺、南太平洋の島々で古くから利用されてきたことから、ノニには世代を超え受け継がれてきた歴史があると証明されます。
ノニジュースは自然の恵み(パラオに自生)
天然とされていないノニは、100%ノニジュースとされていても栽培されたものである物もあります。
タヒチ産のノニをジュースにして販売した最初の会社が、流通量を確保するためにタヒチの人々にノニを栽培するようにと声をかけ、多くの人がノニを栽培するようになり本来ノニには適さないような土地でも栽培されたようです。
タヒチでの盛況を見て、他の島々でも金になるからと栽培が始められました。
パラオ産『100%PURE NONI』は、パラオのミネラル分豊富な土地からミネラル分を多く含む地下水から栄養分を蓄え凝縮させます。
パラオ共和国有機特区のパラオ・オーガニックファームの天然ノニ、パラオの秘境カケンゲル島の天然ノニを使用しています。どちらも、自然に自生しているものなので、農薬・化学肥料などの人工物は使われていません。
これは、パラオ・オーガニックファーム代表の、農薬や人工添加物による食の矛盾を正したい、「人と仲良く、自然と仲良く」との理念に拠るものです。
ノニジュースは多くの人が愛飲
ノニは一部の地域の人達だけのものでしたが、ノニジュースとして製品化されるようになり、
世界のノニジュースの市場規模は、2020年の6億2,420万米ドルで、2021年~2027年の間でも7.4%の成長が予測されています。医療費が高く、健康維持のためのフィットネス大国と言われる北米が主要市場で、世界市場の約22%を占めています。
日本での市場規模は、2007年報告で約300億円です。
パラオ産高品質ノニ果実を丁寧に手搾り、栄養豊富なノニジュース『100% PURE NONI』はこちらから。↓
【参考】
・花王 | エコナ | 弊社が一時製造・販売中止を行なった理由 (kao.co.jp)
・天然色素/天然着色料の色の濃淡や色調の表し方 | 株式会社鹿光生物科学研究所 (rokkou-co.jp)
・ノニの成分歴史などをご紹介│日本ノニ研究協会 (noni-japan.com)
・Microsoft Word – タヒチとノニ(卒論松本静香改定版).doc (shinichi-ueyama.com)
関連情報