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【野菜の重要性】ベジパウダーで野菜・ハーブを摂取

日本人は何を食べてきたのか

「我々の先祖は何を食べてきたのか」をテーマに、その中でも野菜について考えてみようと思います。

 

現代人である私達を取り巻く状況は、戦後の経済成長によって大消費社会が形成され、ライフスタイルが大きく変化し、食生活においても大きな変革が引き起こされました。古代から永い年月をかけて培ってきた食文化においても、100年も経たずに大きく変わっていきました。

 

我々日本人の先祖はおおまかにいうと、米と野菜と魚を中心にした食生活を営んでいました。特に野菜は副食物としてばかりではなく、主食を補う糧でもありました。しかし、今の日本人のほとんどが、変化によってもたらされた食生活で生きています。食べ物が体を作ると言われているので、日本人のほとんどは、古代から受け継がれてきた本来の日本人ではなく、新しい日本人になっていると言っても差支えは無いと思われます。

食と健康は密接に関係していることは皆さんもご存じだと思いますが、祖先が何を食べてきたのを知ったうえで、食生活をもう一度考え直してみるのはいかがでしょうか。特に、野菜においては、キャベツやレタスを食べて野菜不足を解消などと思われている方も多いのが現実です。

 

古典にみられる野菜

日本で現在生産されている野菜は、農林水産省によると約90品目です。

中でも、日本原産のものは、やまのいも(自然薯)、わさび、みつば、みずな等それほど多くはなく、私たちが普段食べている野菜のほとんどは、欧米や中国大陸から日本に持ち込まれたと言われています。

『古事記』、『日本書紀』の野菜に関する記述には、カブ、ダイコン、ニラ、ショウガ、タケノコ、ヤマノイモ、ノビル、ジュンサイ、ウリ、イモ、ホオズキ、セリ、アオナ、アオイ、ハスなどの野菜名がみられます。カブ、ダイコン、ショウガなど、中央アジアやインド原産の外来種が古代より重要な野菜として栽培されていたことが記されています。

ナス、トウガン、ネギなどは、奈良時代の『正倉院文書』や平安時代の『和妙抄』、『新撰字鏡』、『本草和名』などの辞書や本草書、平安時代中期に編纂された『延喜式』に記されていて、春菊は15世紀に、ジャガイモ、スイカは南蛮船により渡来し、ソラマメ、ホウレンソウ、ニンジンは16世紀に渡来したと言われています。このように少しづつ時間を掛けて食べるものを取捨選択して増やしてきました。

正倉院文書』の記録から見る奈良時代の野菜

正倉院には美術品ばかりではなく、奈良時代の古文書が800巻近くも所蔵されており、一般的に正倉院文書と呼ばれています。

日本史学者の関根真隆氏によって、正倉院文書の記録から奈良時代の食生活の状況がまとめられ『奈良朝食生活の記録』が著され、葉菜、果菜、根菜、香辛菜に分けられて記載されています。文書の調査をした結果、当時は、野生植物への依存の程度が多かったとの見解が述べられています。

 

《葉菜類》カブ菜、アザミ、チシャ、ギシギシ、フキ、フユアオイ、セリ、ミズアオイ、コナギ、カサモチ、ワラビ、ノゲシ、ヨメナ、ジュンサイ、タラの芽、アサザ、イタドリなど。

《果菜類》アオウリ、シロウリ、マクワウリ、トウガン、ナスなど。

《根菜類他》サトイモ、ヤマノイモ、トコロ、ダイコン、レンコン、タケノコなど。

《香辛類》カラシナ、ショウガ、サンショウ、ミョウガ、タデ、ワサビなど。

 

『本草和名』の中から平安時代に見られる野菜

『本草和名』は、薬師の深根輔仁が勅を奉じて平安時代初期に撰進した日本で最初の本草書であり、本草とは元来薬の元となる草、つまりは薬草のことです。

『本草和名』には、”菜”の部で62種、芋などの”菓”の部で45種、大豆などの豆類は”米穀”の部で35種に分けられ、野菜が記されています。

他には”草”の部で257種が記載されていて、ゴボウ、ヤマイモなどは”草”の部に入っています。

 

《”菜”の部に記載されている現在の種名》ウリの種、ウリのへた、トウガン、シロウリ、キュウリ、マクワウリ、フユアオイ、ヒユ、ノゲシ、ナズナ、カブ、ダイコン、ノダイコン、ツケナ、カラシナ、ウマゴヤシ、エゴマ、タデ、ネギ、ラッキョウ、ニラ、ミョウガ、フダンソウ、シソ、ヒョウタン、セリ、ジュンサイ、ハコベ、ドクダミ、ニンニク、スミレ、アブラナ、ナス、ワサビ、アギ、コウホネ、チシャ、フキ、ワラビ、ヨメナ、ノビル、マコモなど。

 

これだけの多くの植物について、漢名に応じた和名が記載されていることは、本草学者の知識が高く、実物をよく知っていたことを示していて、庶民も、多くの植物を識別し、呼び名を持っていたことも示しています。

 

野菜は本来野生植物だった

現在栽培されている野菜は、もともとは野生植物です。

ハクサイの原種は中近東に野生し、そこから中国を経由して日本に伝わりました。日本の多くの野菜は、外国で作物化されたあとに伝わったものが多く、縄文、弥生時代という古代に渡来して永年日本で作り続けられ日本の風土に順化しているものもあれば、明治維新以降に渡来し、今でも西洋野菜として珍重されているものもあれば、日本に馴染んでいるタマネギのようなものもあります。ハクサイは江戸時代後期に伝わってきたのですが、なかなか日本に馴染むことは出来ず、量産化されたのは大正時代になってからです。

ウドやワサビは、日本に自生する植物をわが国で作物化したものです。

 

日本の野菜の系譜

日本の野菜は、大まかに次の三つに分けられます。

1.ナス、ダイコンなど外国から渡来したもの

2.ウド、ワサビなど、我が国の野生植物を栽培化したもの。

3.作物に随伴して渡来した雑草から野菜化したもの

 

1は、南蛮船でカボチャ、ジャガイモが渡来し、欧米や南方から渡来する以前のものはアジア大陸から中国や朝鮮半島を経由して渡来しました。

2は、農耕文化が日本に来た後に作物化し、現状をみると、時代が進むにつれ数を増やしたと考えられます。

3は、ムギなどと共にヨーロッパ方面から中国を経由して渡来したナズナやハコベ、稲などと共に東南アジア方面から渡来したコナギやツルナなどがあります。

 

野草を食べていた先祖たち

平安時代の野菜栽培と野草の利用状況は、当時の古典書から知ることができます。

『延喜式』には、朝廷で用いるため園圃で栽培した記録があり、ダイコン、ネギなど14種類の外来野菜の他に、日本在来の野草であるアザミ、セリ、ナギ、フキを栽培しています。

また、『和名妙』では野菜のヒユ、オチ、ワラビ、オオアザミ、ナズナ、アカザ等が記載されており、当時から食用にしていた野菜が多くあります。

『農業全書』から江戸時代の状況をみると、タンポポ、ウド、ボウフウ、ナズナ、フキ、ヒユ、ユリ、セリ、ミツバ、たで、クワイなどの野菜が栽培、採取されていたことがわかります。

 

節句からみる野菜

中国から奈良時代に伝えられた慣わしに節句があります。

農耕民族である日本人は、節句に関して、お祝いよりも五穀豊穣や健康を願う気持ちが強かったと言われています。江戸時代には幕府が公的な行事うとして定められました。

節句は節会ともいい、季節の節目に、季節を感じ心豊かに暮らせること、体調を崩しやすく亡くなる方も多かった季節の変わり目に旬の植物から生命力をもらい、無事で健康に過ごせることを神に祈り、食物を供え祝う行事です。

 

五節句に、1月7日の人日、3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽がもうけられています。

1月7日の人日(じんじつ)の節句は、現在でも七草粥を食べる日として知られています。邪気を祓うために、七草の入った粥を食べ、1年の家族の無病息災を祈ります。この習慣は鎌倉時代に始まり、江戸時代に庶民の行事となったと言われ、現在でもスーパーマーケットなどでは七草が売られていて、永く続く文化となっています。初春の野から摘んできた野草の生命力をいただくことで、次の節絵を楽しみに栄養を摂ったと言われています。

 

生命力のある有機野菜や野草(ハーブ)を食べていた昔の人々

現代の野菜の多くは、農薬や化学肥料によって自然の知力が衰えた土から出来た野菜、水耕栽培によって土の力を使わずに化学肥料で育てられた野菜、それは、野菜のようであって本来の野菜とは遠くかけ離れたもどき野菜が殆どです。

野菜つくりは土つくりからともいわれ、昔の人達は畑を宝土と呼び、自然のサイクルの中土壌を大切にしてきました。そして、その土地の風土、気候に適した生命力溢れる有機野菜や野草(ハーブ)を食べてきました。現在では成分だけを抽出した数々のサプリメントが販売されており、キャベツやレタスなどを食べた後に、キャベツやレタスだけでは足りない栄養不足をビタミン剤で補うという食事をよくみかけます。人工的に作られたものでは、昔の人々が食べていた生命力あふれる有機野菜や野草の代わりはとてもではないですができません。

 

多種、多科目の野菜を摂取していた昔の人々

市販されている青汁の多くは、1~4種類の野菜が作られているものが多いです。多くの野菜を使うより、少数の原料から作った方がコストも掛からず、たくさん作ることが出来るからでしょう。

 

しかし、昔の人たちは、古典で見ても分かるようにたくさんの種類の野菜や野草を食べていました。

1種類の野菜を食べるのではなく、1年を通して数多くの種類の野菜や野草、科目においても幅広く食べていました。

 

オーガニック・ベジパウダーで多種多彩の野菜を

日本国内における有機野菜の流通量は約0.3%しかありません。(平成24年度農林水産省格付実績)

 

オーガニック・ベジパウダーは、ブロッコリー、ゴーヤ、オーツ麦若葉、抹茶、よもぎ、はとむぎ若葉、桑の葉、エゴマ葉、しょうが、ケール、ほうれん草、レモングラスの多種多彩12種類の野菜、ハーブが使われています。まさに、日本人が昔から食べてきた生命力溢れる有機野菜と野草(ハーブ)を実現できる理想的な野菜パウダーです。

しかも、オーガニック・ベジパウダーは、熱に弱い栄養素を失わないように、ボールミル殺菌法(50℃以下)で粉末化しているので、栄養を高く保持しています。

 

野菜摂取不足が嘆かれる今、お手軽に野菜不足を、しかも有機野菜で解消できるのがオーガニック・ベジパウダーです。

 

 

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【参考】

その5:野菜の自給率:農林水産省 (maff.go.jp)

 

 

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