ノニジュース・ノニサプリならPalau Noni Shop

『好転反応』は誤解?ノニジュース飲用後の体の変化を考察

ノニジュースを飲み始めた人の中には、下痢、頭痛、吹き出物、疲れ、眠気などの症状が出る方がいらっしゃいます。 これを、ノニが体内の悪い物質を取り除いて、解毒している好転反応だから、我慢して飲んでいるとやがてよくなると解説されているところも見受けられます。

はたして、それは本当なのでしょうか。考察してみました。

 

《科学的・医学的にはどうなの?》

調べてみると、好転反応という言葉には、科学的にも医学的にも確立されている概念はないということが分かりました。そして、好転反応という現象そのものには、科学的にも医学的にも裏付けはないということが分かりました。

 

厚生労働省や多くの医療専門機関は、好転反応が科学的根拠のない概念であることを明確にしています。厚生労働省の資料にも「『好転反応』に科学的根拠はありませんので、商品説明の表現として好転反応をうたうものには十分注意し、万が一、健康食品を摂取して体調が悪くなった場合には、すぐに摂取を中止し、医師や薬剤師に相談してください」と記載されています。

 

これは、体が一時的に悪くなることで、その後良くなっていくメカニズムが科学的に証明されていないためです。証明はできていないだけで、体にはよくなっているメカニズムが備わっているということも言えるかもしれませんが、それは現在では非科学的です。

 

《科学的・医学的な見解をまとめてみると》

・定義が曖昧である・・・好転反応は、一時的に体調を悪くさせることで、その後に良い状態にさせる、といった説明がされることが多いですが、どのようなメカニズムでそれが起こるのか、どのような症状が好転反応として現れるのか、その期間はどれくらいなのかといった明確な定義や客観的な基準はありません。

 

・メカニズムが不明瞭・・・医学や薬学においては、体内で何かの物質が作用するとき、例えばノニジュースなら、ノニジュースの成分の中の物質の量、作用のメカニズム、代謝経路、副作用などは詳細に研究されます。好転反応には、体内の毒素が出ている、細胞が活性になってるというような漠然とした説明をされていることが多く、科学的な証拠に基づく、具体的なメカニズムが説明されているものは見受けられません。

 

・その上での公式見解・・・日本の厚生労働省をはじめとする、公的保健機関や医療団体は、好転反応という言葉の使用に対しては注意を喚起しています。多くの場合、好転反応に科学的根拠はない、体調不良は、健康食品の摂取中止や医療機関への受診を検討すべきサインであるという見解を示しています。

 

《まとめ》

ノニジュースのような特定の成分を含む健康食品の販売において、好転反応という言葉が使われることがよくあります。これは、摂取後に起こる体調不良を、体が良くなる過程の一時的な反応と説明することで、不安を和らげ、摂取継続を促す目的で使用されることが多いです。

ノニジュースを初めて飲んでみるけど不安という方や、飲み始めたけど言われているように健康に変化はみられず、かえって調子悪くなったという方は、それは好転反応だと簡単に判断せず、体調不良の原因をきちんと見極めることが重要です。

もしかしたら、ノニジュースが体に合っていない、アレルギー反応が出ている、あるいは他の病気が隠れている可能性も考えられます。もし、ノニジュースを飲んでいて体調の異変が続くようでしたら、まずは飲むのをやめて、医療機関を受診することをお勧めします。

 

健康食品はあくまで食品であり、病気を治すものではありません。製品の説明に好転反応という言葉が出てきたら、その情報の科学的根拠を疑い、慎重に対応することが賢明です。

 

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集