【ソフトカプセルなら味も気にならない】酸化した油を飲みますか?
ソフトカプセルはどうやって作られる?
ノニに興味があるけど美味しくないらしい。
ソフトカプセルなら味は気にならないらしい。
ノニジュースをソフトカプセルにしたものをご存じですか?
美味しくないノニジュースもこれなら飲むことができると、売られているものがあります。
ソフトカプセルの中にノニが入っているなら、こんないいものはないと考えてしまいますが、どのように作られるのかを考えてみることも大事です。
ソフトカプセル型ノニは、油のかたまりといってもいいかもしれません。
悪い油が病気をつくっている
体には必要な油ですが、ネットで検索しても、悪い油は取るなと言われていることが多いです。
人間の体は、約60兆個の細胞でできています。その細胞の一つ一つを守るのが細胞膜で、必要なものだけを選択して取り入れるフィルターの役目をしています。
この優れたフィルター機能のおかげで、有害な物質は細胞内には入り込まず、機能を正常に保つことができています。
この細胞膜は、「リン脂質」という油膜でできています。
悪い油の摂取は、細胞膜のリン脂質の酸化、変質を引き起こし、細胞膜が正常に働かなくなり、様々な健康被害を引き起こします。
摂りすぎに気をつけたい油は、酸化した油脂の『過酸化脂質』、加工油脂の『トランス脂肪酸』、オメガ6系の『リノール酸』、肉や乳製品に含まれる『動物性脂肪』です。
酸化で悪い油になってしまう
植物の種子や魚に含まれる脂肪は、常温でも液体のままの『不飽和脂肪酸』です。
この不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールの除去、動脈硬化を予防する働きがありますが、「高温になる、古くなる、光にあたる、空気にふれる、金属や塩類にふれると酸化し、酸化すると毒性のある『過酸化脂質』に変化してしまいます。酸化させるので、体にとってはサビのようなものです。
過酸化脂質は、細胞膜を酸化し、活性酸素を発生させることで細胞の機能を壊していきます。なので、過酸化脂質の多い食品を食べ続けると胃腸内の粘膜の酸化でポリープやガンができるリスクが高くなります。
カプセルに入っているものはなるべく避ける
オメガ3系の「αリノレン酸」は、体内でEPAに転化し細胞膜を構成します。
脳や脊髄の神経細胞の細胞膜にはオメガ3系の不飽和脂肪酸が不可欠で、オメガ3系が20%あって情報が正しく伝達されます。アルツハイマーや認知症、パーキンソン症などの脳の変性疾患の人は、脳の神経細胞中のオメガ3系が少なくなっていることが明らかになっています。
ただし、酸化しやすいという欠点があるので注意が必要です。
カプセルのゼラチンは酸素を通すので、油脂をカプセルに入れることで酸化しやすくなり、購入時にはすでに『過酸化脂質』になっている可能性がたかいです。
オメガ6系の『リノール酸』も細胞膜を作るのに必要な不飽和脂肪酸ですが、オメガ3系が細胞膜を柔らかくするのに対し、オメガ6系は細胞膜を硬くします。
現代人には油が多すぎる
現代人は、リノール酸の摂取が多すぎます。
市販されている植物油やマーガリンは、多くのものがオメガ6系のリノール酸です。
昔の日本では、主に魚からオメガ6系を摂っており、揚げ物など油を使った食べ物はこれほどは多くなかったのですが、現在では、揚げ物が増え、スナック菓子や洋菓子のクリームにも植物油が使われています。
本来、リノール酸の一日の必要量は1~2gといわれていますが、現在では摂りすぎともいわれ、様々な病気の原因になっています。
オメガ3系の『αリノレン酸』が体内でEPAに転化し、細胞膜を構成するのに対して、オメガ6系リノール酸はアラキドン酸に転化して細胞膜を構成します。体内のアラキドン酸が過剰になると炎症を促進するプロスタグランジンが多量に生産されるため、炎症が起きやすい体質になってしまいます。
また、オメガ6系から生成されるアラキドン酸はロイコトリエンという炎症を引き起こす物質を生成してしまいますので、アレルギー症状や関節炎を悪化させる原因にもなってしまいます。
さらに、アラキドン酸はトロンボキサンを生産します。トロンボキサンは血液を凝集する作用もあるため血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めてしまいます。
とはいえ、アラキドン酸は体に無くてはならないものでもあり、必須脂肪酸で体内では作られず食べ物から摂らなくてはならないので、揚げ物やスナック菓子、洋菓子のクリームにも植物油の摂りすぎには注意したいです。
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【参考】
・病気になりたくなかったら、とらないほうがいい「油」とは? | 健康になる技術 大全 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
・過酸化脂質とは?体に及ぼす影響や種類、原因となる油などを知ろう! | Hapila [ハピラ]
・油の酸化は危険!酸化した油の見分け方や酸化を遅らせる方法5選! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」 (gourmet-note.jp)
・最新の研究で「オメガ3」のアルツハイマー病予防効果が明らかに | 血管美活 (shiratori-wellpharma.jp)
・「共役リノール酸」 脂肪を減らしたい人は必見 (morinaga.co.jp)
・油のタイプ知り上手に摂取 リノール酸の取りすぎ注意 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
・医師が警告!「心臓に悪い”4つの油”に要注意だ」 あなたが使っている「その油」、本当に大丈夫? | 健康 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
・発熱と痛みの原因は? 実は同じ“物質”が引き起こしている|くすりと健康の情報局 (daiichisankyo-hc.co.jp)
・アラキドン酸(ARA)の働きとは?役割や含まれる食べ物、1日の摂取量について解説 – 健康情報コラム (suntory-kenko.com)
・あなたの「あぶら」の摂り方は大丈夫? 知らずに摂っている「あぶら」にご注意!|からだカルテ (karadakarute.jp)
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